長男出産記録
2ヶ月前、3470gの元気なかわいい長男を予定日から9日遅れで出産しました。今は生きるドリンクサーバーとして昼夜無く髪と両乳を振り回しながら生きる日々です。
せっかくなので出産時のことを書き残します。
妊娠中の覚書はこちら。
事前入院までの経緯
出産予定日になっても生まれる気配は無し。
予定日を2週間超過してしまうと胎盤機能低下などのリスクが高まるため、予定日を4日過ぎた時点の検診で翌週入院して計画分娩しましょう!と言われました。
元々無痛分娩希望だったものの、無痛の場合は計画分娩必須になるため諦めてましたが(誘発剤の副作用が怖くて自然に陣痛きてほしかった)、どのみち誘発剤を使わざるを得なくなったこと、またこの時点で子は推定3300gで頭も大きめと言われてヒヨッたこともあり、無痛分娩の予約をとりました。
結果的には無痛にできませんでしたが(予定より早く陣痛がきて担当の先生が不在だったため)、無事に生まれてきてくれたし、入院前日に夫婦でおいしいもの食べるなど計画分娩ならではのお楽しみもできてよかったです。
入院当日
AM8:30 入院開始
予定通り入院。
コロナ対策で立合いはNGでしたが夫は病院受付ギリギリまでお見送りにきてくれました。心強かった。
計画は以下の通り。
- 入院当日:前処置として子宮口を柔らかくするための投薬
- 入院翌日(出産):麻酔した上で陣痛誘発剤使って出産
入院後荷物を置いたらすぐに着替えて分娩室へ行き、9時からプロスタグランジンを服薬開始。1時間に1回、全部で6錠飲みます。このプロスタグランジンは生理のときに子宮を収縮させる成分とのこと。生理痛の"痛"じゃん。
飲み始めてすぐにお腹の張りが15~10分間隔で来るようになりましたが、この時はまだ痛くなく、昼食も完食しました。
PM0:30 破水
しばし箇条書きにします。
- 全6錠中3錠飲んだところで破水。今日産まれるかも?まじか!心の準備!
- 痛みレベルはもしも生理痛がこの位だったら会社休むかもしれないな…という感じでした。
PM3:00 ちょっと痛い
- プロスタグランジンを全て飲み終わる。
- お腹の張りの間隔は5-6分、1cmしか開いてなかった子宮口は3cmくらいに。
- 「まだお話しできるうちに、こちらのネームバンドのお名前確認してくださ〜い」と言われ、お話しできなくなるのか?と恐怖する。
- 実際痛みがきている最中は徐々に会話が難しくなってきた。
- 3時のおやつは完食。
- 陣痛中、赤子の心拍が一瞬60ぐらいまで落ちる。頻繁に起こるようだったら帝王切開にするとの予告がある(その後も何度か起きてビビったが普通分娩で元気に産まれました)
PM6:00 のたうつくらい痛い
- お腹の張りの間隔は3-5分、子宮口2cm…
- 便秘+下痢でトイレに籠もって神に祈ってるときよりちょっと痛いぐらい。こりゃマジモンの陣痛きてるわ
- こんなに痛いのに子宮口2cmで絶望する。さっきより閉まっているのだが?
- 徐々に朦朧としてきて、夫に送りたかった独り言(怪文書)を誤って実家のLINEグループに送りつける
- 晩ごはんが出るもほとんど手がつけられず。
- 良くしてくれた助産師さんが交代で帰ってしまう😢
- 助産師さん去り際に「明日の朝には産まれてるといいね」と言われて朝までこれ?と絶望する
- ぼく「これ明日の朝に先生出勤されるまで無痛できないですか?」助産師さん「できないね〜」はい
- 今のうちお手洗い行っといで!と言われるも(無茶言うなと思った)、文字通り呻き這いつくばって移動。怪談になるのでは
PM9:00 痛い痛い痛い
- 痛みはさらに増し1-3分間隔、もうこれはもうすぐ産まれるだろ!!と思って見てもらうもまだ2cmで暗澹たる気持ちに
- 陣痛が耐え難くピャーピャーさけぶ😭
- コロナもあり、基本陣痛室には助産師さんも誰もいない😭😭
- 心細すぎて夫に呻きながら電話するが自分がまともな会話できないことを察し早々に切らせてもらう、でも安心できた
- こんなに痛くて大丈夫か?と思ってナースコールするも「産まれる時は全然こんなもんじゃないよ!」「騒いでたら産まれないよ!!」としかられて心折れる
PM11:00 あんまり記憶がない
- 無理むりのむりなのにまだ2cm!?!?!?
- 死がよぎりまた夫に電話するも会話できてなかったと思う(ごめん)
- ゲロをぶちかましマスクを汚し床に投げ捨てる、ごめんなさい 産まれた子も良く吐く子です
- お尻と腰両方を全力で押さえないと発狂するが全力で抑えるには手が足りない
- 手を貸して欲しいが助産師さんも忙しいし…と遠慮するも結局30分に1回ナースコールして怒られる。忙しいところごめんなさい…
- あんまり記憶がない
AM2:30 いきみ開始
- 陣痛1分間隔
- 気絶(1分)→陣痛(1分)→気絶(1分)→陣痛(1分)→
- ここから子宮口は一気に6cm〜8cmまで開く!!!!
- わめく私を見かねた助産師さんから「よし、あと1時間で産もう」の言葉と共に手を突っ込まれて子宮口らへんグリッと1周何らかの処置がなされて全開に。これがたぶん1番痛かった。何の処置だったんだろう。
- 以降いきみモード。先生呼んだり、分娩台が本格分娩モードに変形したり
- 終わりが見えて精神的にかなり楽になる!
- いきむにあたり感染予防で再度マスク装着(ホントはずっとつけなきゃなんですけど、吐いたときぶん投げてそのままでした。。)
- 陣痛痛すぎて会陰切開の麻酔は蚊が止まった位だった、と言うのは盛ってるけど、本当に大して痛くない。
AM3:22 爆誕
爆誕。
へその緒が1周巻いてたらしいけど産声がとても元気だったことと、子供の顔を見た時に視界がとても眩しく明るく感じたことを覚えています。
言葉にできた感想としては、まず、本当に赤ちゃん入ってたんだ。。というのが最初。
可愛い!感動!となるまでは数日タイムラグがありました。その場ではいろいろ感じたりできる元気はもうなかったので、助産師さんに携帯をお渡ししてたくさん写真に残してもらってよかったです。このときの動画、今見ると本当にしみじみ可愛いんだこれが。。私が赤ちゃんに話しかけてる音声が完全にうわごとっぽくてこわいけど
なお、産まれたらその瞬間痛みを忘れてケロッとするというのは本当でした。冷静になれたので助産師さんにはうるさくしたこと、言うこと聞けなかったことまずお詫びしました…。いくら痛みは忘れるとはいえもし次があったら計画でも無痛がいいです。 後産で出血が多かったため直接手を突っ込んで止血されるアレやったけど、まあ痛いんだけど陣痛に比べたら全然気にならない位でした。半端ねえよ陣痛。陣痛より痛いと言われる尿路結石、この世の地獄では。
あと胎盤は特に事前にリクエストしていなかったため気付いたら処分されていて惜しいことをしました。
お産にあたり持ってて & 知っててよかったもの
こういうマッサージボール2つ持って行ってよかったです。よくテニスボールって言うけど、数時間全体重かけて座ってたのでテニスボールだったら多分ぶっつぶれてたと思います。産後の腰痛、肩こりにも使えます。
あとは陣痛を凌ぐ方法について
実際こちらで紹介されている姿勢+お尻の下にマッサージボール敷くことができるといくらかマシでした。
いきむ時はできないのですごくつらかった。。
最後に、産前も産後も、助産師HISAKOさんの動画をずっと見ています。
お気持ち
助産師さん/産科医さんのお仕事は本当に素晴らしいな、来世があるならその時は助産師さんになるのもいいな、でも私にはとても務まらなさそうだな、と思いました。赤ちゃんや人間に大して無限の愛情がなくてはあんなきついしんどい仕事はできないです。本当に感謝しています。
そして退院後はとても頼りになる夫のおかげで3人やってこれています。
前に私が病気した時も思ったけど夫本当に愛情深くて責任感もあってマジですごいなと思います。おかげで産後ホルモンバランスの崩れでそもそもの情緒が完全終了したり、新生児あるあるで夜間授乳で体力がーとか、仕事に関しての焦りがーとかはまあありますが、家族のことに関する不安はすごく少ない方だと思います。これから息子が大きくなったらだんだんいいことだけでは済まなくなるんだろうけどw 夫がいてくれれば大丈夫だと思います、それまでに私もちゃらんぽらん人間を脱して強くならねばな。
そんなかんじでした。
何より息子がかわいい。
明日はかわいい息子初めての予防接種です。きっと今までの人生で最悪の気分になる日だろうけど頑張れ息子〜